一人暮らししたら結婚できた?!婚活のために一人暮らしを始めるのは有効策？

こんにちは！
幸せが永続する結婚の実現をサポートする結婚相談所ハレシア、代表カウンセラーの上館です。

「一人暮らしを始めたら結婚できた」という話を耳にして、自分もそろそろ実家を出るべきかどうかと悩んでいたりはしませんか？

ネット上の掲示板等でも、婚活を検討している人が一人暮らしをすべきか相談をしていることをよく目にするので、実際のところ本当に婚活の有効策となるのか気になっている人も多いだろうと思います。

そこで今回の記事では、「婚活のために一人暮らしを始めるのは結婚につながる有効策となるのか」をテーマに、一人暮らしをすることのメリットやデメリットなども整理しながら解説していきます。

一人暮らしを始めると結婚につながりやすい最大の理由

一人暮らしを始めると結婚につながりやすいと言われる最大の理由は、一人暮らしの方が実家暮らしよりも婚活において良いイメージをもたれやすいためです。

具体的には、実家暮らしの場合は、以下のようなイメージをもたれることが多いようです。

・家事をしなそう＆できなさそう
・親に依存してそう（男性の場合、マザコンっぽいと疑われやすい）
・親も子供に依存していそうで結婚後の付き合いがめんどくさそう
・誰かに何でもしてもらって当たり前って思っていそう

etc…

実家暮らしをしている人の皆が皆、上記のようなイメージどおりの人であるということはありえないですし、それどころか、しっかりと独立心をもって生活を送っているという人の方が多数でしょう。

しかしながら、本当に残念なことではありますが、「実家暮らし」に対して、上記のようなイメージを持ってしまっている人が比較的多いという現状があるということは、理解しておく必要があるかもしれません。

実家暮らしの人が婚活のために一人暮らしをしたら結婚できるのか？

では、実家暮らしの人が婚活のために一人暮らしを始めると、本当に結婚できるのでしょうか。

その答えは、「一人暮らしの方がイメージが良くなるのは事実なので、婚活において多少は有利になると考えられるものの、大きなアドバンテージになるとまでは言えない」というところかと思います。

そして、ネット上での声を拾うと、男女によっても若干の差があるようです。

男性は一人暮らしの方がイメージアップの幅が大きく結婚につながりやすい

yahoo知恵袋、読売発言小町などの大手サイトにおいても、結婚を考えている人が一人暮らしをすべきかどうか、婚活において有利に働くかといった内容のお悩み相談が多数上がっていますが、「男性は、実家を出て、一人暮らしをした方が良い」という主旨の意見を多く見かけます。

その一方、女性については、「女性の場合は、実家暮らしであってもそれほど気にする人はいない」といった意見が多数となっていますので、若干、男性に対しては目が厳しくなっているという状況が伺い知れます。

なぜ、男女でイメージの差が生まれるのかというと、最近では、「家」という意識は薄れ男女平等の感覚が定着しつつあるものの、結婚に対して、女性側が男性側の家に入るとか、「嫁」といった意識がまだまだ根付いてしまっているという部分もあるため、男性よりも女性の方が、結婚相手の家族に対しても意識が向きやすいという点が影響しているものと考えられます。

また、男性の場合は、実家暮らしであることによって、マザコン気質を疑われてしまうというのが大きな懸念点として挙げられます。

またそれに加えて、女性側から見ると、「将来的に結婚したら自分もそこで一緒に住まなければいけないのではないか」、「お姑さんとの関係が近すぎていろいろ口を出されるのではないか」など、物理的にも心理的にも、母親と息子の距離感が近すぎるのではないかということに、強い不安を感じます。

その点、一人暮らしをしている男性ですと、実情はどうであれ、少なくとも物理的には実家と一定の距離を保ち、しっかりと独立している印象を与えることができるため、婚活におけるイメージが良く、結婚につながりやすいと言えます。

もしあなたが実家暮らしの男性で、結婚したいと考えて婚活をしているのであれば、結婚後の親との距離感についてや、どんな時も妻の味方をするという気持ちを、然るべき段階でお相手の女性に伝えることが大切です。

一人暮らしをしても結婚に向けての行動をしなければ意味がない

男女問わず、婚活のために一人暮らしをしたからといって、結婚できるとは限りません。

大切なことは、「一人暮らしだろうと実家暮らしだろうと、結婚に向けての行動をしなければ意味はない」ということです。

結婚したい！という気持ちはなく、単純に、「一人暮らしがしたい」と思っているというだけであれば、特に深く考える必要はなく、純粋に一人暮らしを楽しんでいただきたいと思いますが、結婚のことが少しでも頭をチラついているのであれば、「結婚に向けての行動」をしなければ、一人暮らしの意味がなくなってしまいます。

例えば、一人暮らしをしている人は家事（特に料理）ができるというイメージを持っている人は多いですが、一人暮らしをしているからといって、皆が皆、家事ができるということはないでしょう。

一人暮らしをしていたとしても、仕事が忙しくて毎日ヘトヘトであれば、食事は外食やコンビニ弁当だけで済ませて、シャワーだけ浴びてサッと寝るだけという生活をしているという人がいても全く不思議ではありませんし、むしろ、一人で自由だからこそ、仕事が忙しくなかったとしても、家事をしないで好き放題やっていたり、散らかった部屋で過ごしているという人もいるだろうと思います。

つまり、一人暮らしだから、家事ができるというのは、あくまでイメージに過ぎないということです。

だからこそ、もしあなたが「結婚したい」と思って、一人暮らしをするのであれば、少なくとも多くの人がイメージする「家事（特に料理）ができる」を実行しなければ意味がありません。

もちろん正直に、婚活相手に対して、「一人暮らしをしているのだけど、料理は作れないですし、片付けもできないので散らかった部屋で過ごしてます」と伝えた上で、交際が進展し、結婚となったなら、相手もあなたの素を知った上での決断なので、結婚後にミスマッチが生じるということはなく、協力しあいながら家庭生活を送っていくことができるでしょう。

しかし、もしあなたが、婚活のために一人暮らしを始めたにもかかわらず、実家暮らしと変わらない状況で家事もほとんどしないまま、表面だけ「婚活で選ばれやすい条件」を整えて、実情を隠した状態で運よく結婚が決まったとしても、相手からしたら、結婚後に「騙された」という印象をもたれてしまいかねず、夫婦関係にも亀裂が生じ、最悪の場合には早々に離婚となってしまうということもありえるのです。

結婚することがゴールではなく、「離婚することのない、幸せが永続する結婚」があなたが本当に実現したいことだと思いますので、それを叶えるためにも、一人暮らしをするのであれば、「婚活で選ばれやすい条件を整えるために一人暮らしをする」のではなく、「結婚生活に活かせる力を養うために一人暮らしをする」という意識を持つということが何よりも重要です。

一人暮らしだから結婚できるというのは、あくまで表面的に婚活に有利なイメージをもつことに成功しただけにすぎず、「幸せが永続する結婚生活」を送れるかどうかは、また別問題であるということをしっかりと認識しておきましょう。

一人暮らしをせず実家暮らしのままでも婚活で成功するために大切なこと

一人暮らしをしたからといって、婚活で有利なイメージをもつことに成功しただけであることから、「結婚生活に活かせる力を養うために一人暮らしをする」という意識を持つということが何よりも重要というお話をお伝えしました。

これは裏を返して言えば、実家暮らしだとしても、「結婚生活に活かせる力を養えるような生活スタイルを送る」ということができれば、良いということでもあります。

一人暮らしをせず、実家に住んでいる理由は人それぞれ異なりますが、最も多いのが「実家の位置が職場に近いため、一人暮らしをするメリットがない」という理由かと思います。

これはしっかりと経済的感覚を持っている証と捉えることもできます。

一人暮らしをせずとも実家暮らしのイメージと逆の行動をする

実家暮らしの人に対して抱かれるイメージとして、先ほど以下の例を挙げました。

・家事をしなそう＆できなさそう
・親に依存してそう（男性の場合、マザコンっぽいと疑われやすい）
・親も子供に依存していそうで結婚後の付き合いがめんどくさそう
・誰かに何でもしてもらって当たり前って思っていそう

もしあなたが何らかの理由があって実家暮らしを継続したいけど、スムーズな婚活＆幸せが永続する結婚を実現していきたいと考えているのであれば、これらのイメージを覆す行動を実際に行いつつ、婚活で出会った相手に対しても、会話の中で、しっかりと自分自身が行っていることを伝えるということが大切です。

例えば、分かりやすいところで言いますと、「家事をしなそう＆できなそう」というイメージを覆すために、実際に、可能であれば、仕事終わりの日の夕食を作るようにしたり、それがどうしても難しければ、毎週、休日だけは必ず家族全員の食事を作るというような行動を起こしましょう。

自分が実際に行動していることであれば、婚活相手との会話の中でも自然にスラスラと話をすることができるはずです。

変に取り繕うとしたり、嘘をつくときは、相手が違和感を感じるものですので、一にも二にも「行動すること」が大切です。

実家暮らしをしていることに対する質問へ具体的な回答方法

婚活で出会った相手から、あなたが実家暮らしをしている理由を聞かれた場合には、正直な理由を伝えるというスタンスが大切です。

実家暮らしをしている人のほとんどの方に当てはまる具体的な回答方法としては、

「実家が職場に近いということもあるので、将来のために、生活費の節約と貯蓄のために実家暮らしをしています」と伝えれば、問題はないでしょう。

結婚は自立した大人の男女がするものですので、実家暮らしだろうと、「社会に出て働き、一人の人間として独立して生きる」ということができていれば良いですし、それをしっかりとお相手に伝えれば良いのです。

その他、実家にお金を入れていること、計画的に貯蓄ができていることなども、伝えられると良いでしょう。

逆にいいますと、社会人として働いているものの実家暮らしをしながら、「実家にお金を入れていない」「貯蓄がほとんどない」という場合には、実家暮らしに対する負のイメージを体現する形になってしまっている状況と言えるため、改善を試みる必要があるかと思います。

一人の人間として・社会人として、「自立して生きている」ということが大切なポイントですので、実家暮らしを続けながら婚活する場合には、この意識を自分の中で強く持っていることが非常に重要ですので、この点はぜひしっかり頭に入れておきましょう。

婚活中の独身男性・独身女性が一人暮らしをする６つのメリット

実家暮らしであっても結婚することは可能ですし、上記のポイントをおさえれば、より一層、スムーズな婚活が期待できますが、一人暮らしの経験というのは、自立心を養うことをはじめ、あらゆる力が身につく、大変貴重なものであることは間違いありません。

ですので、婚活や結婚うんぬんは関係なく、個人的には、一人暮らしというのは人生で一度は経験しておく価値があるものだと考えています。

ここからは、一人暮らしをするメリットについて解説していきます。

経済観念が身につく

一人暮らしをするということは、自分で考えて家計管理をしていくということになりますため、自然と経済観念がしっかりとしてきます。

自分の収入の範囲で生活をしていくということは、支出がどれくらいなのか、支出の中に無駄なものはないかなど、支出面についても細かく目が行くようになります。

実家暮らしの場合は、親の面倒をみなければいけないなどの特別な事情がない限りは、金銭的に余裕があることが多いため、ついつい浪費に走りがちです。

金銭面にシビアな姿勢をもつことは、結婚後の生活においても大いに役立ちます。

家事能力が高くなる

ハウスキーパーを雇う場合を除き、炊事・洗濯・掃除などは、一人暮らしであれば当然全てのことを自分でしなければなりません。

一人暮らしを始めた当初は、「めんどくさい」という気持ちが勝ることもあるかもしれませんが、それを放置しておくと、「自分がやらなければどうにもならない状況」になってくるため、自分のペースで少しずつ取り組むようになります。

取り組むペースは人それぞれだとしても、「自分でやる」という行動を起こさざるをえないため、自然と自分の心地よいペースで習慣化されてくるでしょう。

習慣化されて、少しずつ経験を重ねていくことから、一人暮らしをすると必然的に家事能力も少しずつ高くなります。

生活力が身につく

一人暮らしを始めるということは、様々な契約や手続きが必要となります。

実家暮らしをしていれば、基本的には親がやってくれていることも多いため、一人暮らしをきっかけに初めて知る物事というのも多いと思います。

不動作契約をはじめ、行政での住民票の変更手続きも必要ですし、電気、ガス、水道、NHKなどの処理も必要となりますので、「暮らすために必要な手続き」を知ることができます。

日々の生活においても、例えば、ゴミ出しなども曜日が決まっていたりしますので、実家暮らしでは気にも留めていなかったことを経験するようになり、基本的な生活力を身につけることができるでしょう。

家族の目を気にせず自由に出かけられる

実家暮らしの場合、外出するのにも家族の目が気になりますし、女性の場合ですと「どこで誰と会う」ということを親に伝えている人も多いでしょう。

婚活をしていることを知られたくない場合などは、特に、親の目は憂鬱ですし、他の外出理由をいちいち考えなければいけないのもストレスが溜まるものです。

一人暮らしであれば、どこへ誰と出かけようが自由なので、家族の目を気にすることなくフットワーク軽く行動することができるというのは大きなメリットであると言えます。

飲み会などにも参加しやすくなるため、出会いの機会も増えるでしょう。

結婚生活に順応しやすい

一人暮らしをしていると、金銭管理、家事などの生活するために必要なあらゆることを自分で行うのが当たり前なので、結婚後の生活にも比較的スムーズに順応できるでしょう。

結婚生活は、自分とパートナーとの二人で行っていくものです。

二人ともが一人暮らしの経験がなく、実家暮らしから結婚生活がスタートすると、「生活のためにすべきこと」が何かを把握できず手続き漏れが発生してしまったりする可能性もあったり、全ての家事をやることの大変さを知らないケースも多いので、結婚生活に対して「こんなにも大変なのか…」と、大きなストレスを感じる懸念もあります。

一人暮らしをしていると、生活に必要なことや日々の家事の大変さも理解できているため、結婚生活に対するギャップも少なく、結婚後、「ストレスフルですぐに破綻してしまう」といったことは少ないでしょう。

親・家族のありがたみが分かる

一人暮らしをすると何でも自分でやる必要があるため、仕事から帰ってもやらなければいけないことも多いです。

「生活するためには、毎日こんなにもやることがあって大変なんだ」ということを実感できるので、育ててくれた両親・家族に対してありがたみを感じるでしょう。

また、日々の家事だけではなく、例えば、病気やケガで動けなくなってしまったときなども一人だと不安なものです。

一人暮らしでそのような状況に陥った時は、「看病してくれる家族がそばにいてくれるのは、とても心強いことだったんだな」と強く実感するものです。

また、仕事から家に帰ったときに「おかえり」の声があること、家に電気が灯っていることなども、当たり前ではないということを身に染みて感じることができるでしょう。

婚活中の独身男性・独身女性が一人暮らしをする３つのデメリット

一人暮らしをすることについて、メリットもあれば、当然デメリットも存在します。

数は少ないですが、３つほど考えられるデメリットを解説します。

実家暮らしの時よりお金が貯まりにくくなる

実家暮らしの時と比較をすると、お金が貯まりにくくなるというのが一人暮らしの大きなデメリットとして挙げられます。

一人暮らしの場合は生活に関する全てのことを自分一人でカバーしなければいけないため、当然、出費は増えます。

実家暮らしの時と同じ感覚で生活をしていると、お金は出ていく一方になってしまうでしょう。

一人暮らしをするのであれば、無駄な支出がないかを自分自身でしっかりとチェックしながら、天引きなどをして計画的にお金を貯めるように心がけることが非常に大切です。

一人暮らしが長くなりすぎると結婚への意欲が低下しやすくなる

一人暮らしは自分で何でもしなければいけない反面、何をするにもとにかく自由です。

全て自分の判断で、自分のペースで、のびのびと生活することができるので、慣れてしまうと一人暮らしほど快適なものはないかもしれません。

そのため、一人暮らしが長くなりすぎてしまうと、誰かと生活すること自体が考えられず、「このまま一人でいるのが一番気楽で快適だな」となってしまい、結婚することへの意欲はどんどんと低下していってしまう懸念があります。

もしあなたが将来的には結婚したいと考えているのであれば、早め早めに婚活をして、一人暮らしの快適さに慣れすぎないようにする方が良いでしょう。

一人暮らしが長くなりすぎることで生じる結婚へのデメリットについては、以下の記事も参考にご覧ください。

一人暮らしが長いと快適で結婚できない？その理由と婚活男女のための対処法とは

防犯面が心配（特に女性）

これは特に女性に当てはまるものですが、一人暮らしの場合は、防犯意識をしっかり持つということが大切です。

実家暮らしなら家族がいますが、一人暮らしは完全にあなた一人ですので、やりすぎかと思うくらい防犯対策をしておくにこしたことはありません。

一人暮らしをする家自体も、事前に周辺の夜の雰囲気などもチェックした上で決めるようにしたり、オートロック付きの物件にするなど、可能な範囲で防犯面で安心できる物件を選ぶことが大切です。

婚活中も、素性をほとんど知らないような相手に、住所はもちろんのこと、最寄り駅なども教えることは控えるようにしましょう。

まとめ（一人暮らししたら結婚できた！と言えるようになるために…）

一人暮らしを始めることは、婚活においてイメージアップにつながる有効策であると言えますが、表面的に条件を整えるだけでは意味がなく、「結婚生活に活かせる力を養うために一人暮らしをする」という意識を持つということが何よりも重要です。

実家暮らしだとしても、ご紹介したような行動をしたり、相手への伝え方を工夫すれば、結婚につなげていくことは可能ですので、一人暮らしのメリットやデメリットも理解した上で、どうするか検討するのが良いでしょう。

あなたが今よりもっと、晴れやかに、幸せに、人生を歩んでいくことができますよう、心から応援しています！